妖精は、
西京Proectにおける妖怪と同種の、人外種の総称です。
いわゆるフェアリーとは別物です。貌語ではAnthroseと記述します。
現在、純粋、あるいはより血族として色濃い妖精は、ブリテン国民の2割であり、そのさらに半分はエリシオン島かエリン浮遊島に暮らしています。
アルビオン島の歴史は妖精と共に歩んできたため、国民のほとんどが妖精に対して敬意や憧れを抱いています。
ブリテン貴族は、自分の先祖に当たる妖精の特徴を紋章に刻んでおり、これをもって誉れを示します。
歴史上、もともとアルビオン島とエリン島は有史以前、妖精の土地だったとされています。
絶対数で人間に及ばない妖精という存在が、ブリテンで今なお尊敬されている理由については、かつて誰もが魔法を使えたわけではなかった時代、高い能力を持ち、ある程度の魔術体系を保有していた妖精という種族が、非常に強いアドバンテージを持っていたからではないか、という説が有力です。