大貌博物館のもう一つの顔、BC財団の大規模研究・収容施設、サイト-20。
ロンドンに住む多くの財団員の主な勤務地である。
地下では比較的収容手順が容易か、あるいは収容に際して極短に人手が必要なマクガフィン、協力的な人型マクガフィンなどを収容している。
また、財団のデータベースハブとして、あらゆるマクガフィンに関する情報が集積され、日夜研究や監視が進められている。
サイト管理者は
Dr.A。
調査団に貸与される財団で利用が認可されたマクガフィンは一部を除いてほぼすべてがサイト-20に収容されており、Dr.Aの管轄下にある。
マクガフィンの私的利用は厳罰であり、制裁は無慈悲。いつの間にか姿を見せなくなった者もいるという噂がある。
サイト-20勤務の財団員の一部にはゲストフロア(一般展示フロア)のフロント業務や館内ガイド、警備などのシフトが組まれている場合がある。
いざというときのゲストの避難誘導などは、財団員を含むすべての勤務者に義務付けられている。
地下部分には、地上を凌ぐ非常に広大な収容・研究施設が広がっており、代替太陽光パネルが設置され擬似的な生態系を維持する植生フロアも存在する(もちろん、円滑な収容のためであり、ピクニックのためではない)。
地下施設もゲストフロアの入口に近い白を基調とした内装が中心である。
かなり広大であるため、慣れるまでは迷子になること必至。
基本的には「同じサイト内でも、自分の管轄の区域と、パブリックフロア(職員食堂や休憩室など)以外には行かない」ように忠告される。
マクガフィンの円滑な収容のため、隔離され通常の手順では侵入できない区域や、窒素充填された区域、常に消灯されている区域、侵入すると自動迎撃装置に攻撃される区域などが無尽蔵に存在しているため、長く勤めている職員でも全容を把握しているものは少ない。
新人は2名以上での移動が推奨される。
ロンドン?の地下部には広大な地下遺跡が存在しているが、サイト-20の地下施設もそれを利用して作られたものである。
本来はそのロンドン地下遺跡に存在する「巨大なマクガフィン」を収容する目的で造られた、というまことしやかな噂もあるが、真相は不明である。