SteamMagiaProject - 航空騎兵団

航空騎兵団


 航空騎兵団とは、神聖騎士団に属する、ブリテンの保有する空軍である。
 通称空団、空軍。「シルバーバレット」の愛称を持つ。
 発祥はブリテンに古来から存在した、有翼族やヒッポグリフ、ワイバーンなどの協力を得て空中戦を行う部隊であった。
 産業革命期からは蒸気機関と魔法技術、両者の発達により、多くの戦闘機が開発され、多角的な戦闘作戦の先鋒として重用された。
 その歴史は航空機開発の歴史そのものでもある。
 所属条件は、通常の神聖騎士団の所属条件を満たし、なおかつ、裸眼での視力に異常がないこと。
※所属キャラクターの属性に制限を設ける意図の記述ではありません。
 さまざまな特例を採用し、お好きなキャラクターで所属していただいて大丈夫です。

 航空騎兵団には2機の蒸気空挺(「グーズゴールド」「シングスワン」)が配備されているが、輸送以外の目的で出動したことは現在までは例がない。
 戦場で爆撃機/母艦として活躍している蒸気空挺は、すべて国防義勇軍が所有する、ブリテンの各種企業が開発した機体である。

 また、主な戦場がアルビオン守護大防壁魔法陣の限界高度を超えた上空であるため、騎士団でも屈指の「帰還しない部隊」である。

配備機体

蒸気空挺「グーズゴールド」「シングスワン」
 空軍に公式配備されている蒸気空挺。
 グーズゴールドは商工会から公式に購入したもの、シングスワンは型落ちで譲り受けたものである。
 少なくともグーズゴールドは当初、観光輸送用に開発されていたものであり、現在でも空軍公式の2機は輸送機として利用されている。
 特に大規模の貨物を輸送できるが、機体が大きく的になるので戦場での利用はほとんどなく、おおかた災害時の物資・人的支援などに派遣される。
 グーズゴールドは豪奢な外見が「騎士団の蒸気空挺」として有名であり、全体のカラーリングも国章をイメージしたものに改造されている。
 シングスワンはシンプルでやや小型な機体であり、国外への騎士団員の輸送などに活躍している。

デ・カラビンカ/スティンガー
 木造の機体で有名な傑作機。
 木工師でも修理・建造可能な機体、かつレーダーに対し最高レベルのステルス性能を持ち、当初は爆撃機として運用されていたが、使い勝手の良さから戦闘機としても採用された。
 大戦期は「ザ・フライ」の名称で流通していたが、現在も改良が続けられている。
 今なおその機体が通用するのは、魔術的素養のある森林で伐採された木材の汎用性は、一般的な金属を超えることがあるため。
 デ・カラビンカ社の保有する専用林はエリシオンにあり、カラビンカの森と呼ばれ、現地の観光資源にもなっている。

カルチャー/ブラムブリングシリーズ
 ロンドン中央商工会におけるカルタネド技師団が設立した株式会社、カルチャー社が開発元。
 元々は1930年代にカルタネド技師団が「俺たちの開発した最強のエンジンを見てくれ、こいつをどう思う?」という目的で試作した11機のブラムブリングA型(うち実戦投入されたのは後半ナンバリングの6機)であり、現在まで改良を繰り返し、その性能は魔境と化している。
 ブラムグリング機の一つの完成系とされるH型シリーズは現在、空団の主力機体となっており、最も多く配備されている。
 これ以降のナンバリングは魔境。それ以前のものも多く残されているが、D型より以前のものはほぼ博物館でしか見られず、初期型であるA型は既に復元機体しか残されていない。

 なお、「心臓」が実装されているブラムブリングに搭乗した飛行士は、上空で操縦中、機体の「声」を聴くことがあるという噂がある。
 大丈夫か? それ、精霊にたぶらかされてないか?

関連項目

 航空騎兵団少尉。パイロット。
 ブラムブリングのプロトタイプであるA型に搭乗した経験があり、「声」を聴いたという。