ブリテンの巨大魔法障壁に代表される陣術を、より手軽かつ便利に扱えるようにすることを目的とした学問。
グレーター・ロンドン魔術大学の片隅に研究部門があるが、陣術学のサブカテゴリとしての扱いであり、現代陣術学はそれほど進んで研究されていないジャンルにあたる。
金属板に記載した自動記録術と自動呼出術によって多種多様の魔法を一つの金属板で再現しようとしたり
*1、小型の端末に位置情報を複数記録することによって各地域のマグゲートに手軽にアクセスできるような空間魔術であったり
*2、陣術を利用して二重の魔法効果を得ようとするものは大別して現代陣術学とされる。
現代陣術学は魔術学の一つとしては、100年以内に始まった物であり非常に歴史の浅い物である。
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そのため、魔術学の権威の中にはこの学問を認めない者も多く、それらの要因がこのジャンルの研究の進歩を大きく遅らせている背景がある。