SteamMagiaProject - マクガフィン

マクガフィンとは?

 それ自体が異能を持ち、異常な現象を引き起こすアーティファクト、区域、存在、現象の総称です。
 一般的に亜人の扱う異能よりも規模や影響力が大きく、放置すると世界規模の災害に発展する危険性があります。
 この"マクガフィン"が引き起こす異常現象に対抗するため活動しているのが、BC財団です。

 マクガフィンという名称は、物品が世界にもたらす影響が非常に大きい、ということを鑑みて命名されました。
 BC財団に収容されている"マクガフィン"には、発見順にM-0001からナンバリングがされています。
 現在は、約3000個がBC財団によって保管されています。
 いまだに世界各国で発見事例が相次いでおり、これからもその総数は増加していくと思われます。
 このギミックの設定は、SCP財団をオマージュしていますが、当該のコミュニティとは一切関係がありません。マクガフィンの設定を用いて創作をするときは、オマージュ元に迷惑がかからないよう、充分に配慮してください。

アーティファクトクラス

 全てのマクガフィンは、以下の主に3つ(セーフティ、オプティカル、キプル)のクラスに分類されています。
 これらの分類は、BC財団の評価委員会で議論され、最終的に評議会の承認を経て決定されます。

Safety(セーフティ)
 セーフティクラスは、充分な封鎖がなされている、あるいは意図的に活性化させない限り、異常現象が発現しないアーティファクトが分類されます。
 安全、と名づけられていますが、これは充分な封鎖下にある、あるいは取扱いが確立されている状況下での安全性であり、必ずしもアーティファクトそのものの性質が安全であるということを意味しません。
 例えるなら、核弾頭なども、スイッチを押しさえしなければ安全であるため、セーフティクラスであると言えます。

Optical(オプティカル)
 オプティカルクラスは、異常現象の性質について十分に判明していないか、その発現が予測不可能なアーティファクトが分類されます。
 常に完全な封鎖が行えるとは限らないものの、キプルクラスほどの脅威をもたらすことはありません。
 マクガフィンは充分に性質が解明されるまでは、まずオプティカルクラスに分類されることになります。
 語源は視覚を意味することから「光学」を示すoptic。

Kipur(キプル)
 キプルクラスは、人類、世界、現実などの環境全てにおいて脅威を与える異常現象をもたらすマクガフィンが分類されます。
 これらの封鎖を行うためには、非常に大規模、あるいは複雑な封鎖手順を踏まなければならないことが多いです。
 BC財団は基本的に"マクガフィン"を破壊しませんが、評議会の承認を経て、終了手順が実行されることもあります。
 語源は「犠牲」を表すヘブライ語から。


 以下の分類は、例外的なクラスです。

Closed(クローズド)
 処理済みのアーティファクトです。
 これらは劣化、破壊、その他様々な要因で、異常現象を発生させなくなったマクガフィンが分類されます。
 研究の継続、および異常現象の再発生が危惧されることから、これらのアーティファクトは財団で恒久的に管理されます。

Qlipha(クリファ)
 特殊なアーティファクトクラスです。
 クリファクラスに分類されるのは、マクガフィンを封鎖するために利用されているアーティファクトです。
 クリファクラスの存在は、公には隠し通されており、管理者クラスにおいても限定的なレベル5権限を持つ人員に、それもごく一部しか公表されていません。
 語源はクリフォトの樹から。