カルタネド技術団は、『
永久機関の完成』を大目標に掲げる、技術振興組織である。
蒸気機関を初めとした、様々な技術に精通する技師たちが集まって形成されている。
永久機関――外部からのエネルギー供給を必要とせず、一度動き出せば永久に稼働し続ける装置。
カルタネド技術団が志す本物の『永久機関』は、未だこの世界には姿を見せていない。
在籍する技師たちはほぼ全員が、(時には狂気的な)熱意を持って、誰よりも先に夢の『永久機関』を生み出そうと日夜研究に励んでいる。
永久機関を目指すための技師たちの持論も様々展開されているが、現在は「負の質量を持つ蒸気を用いて次元的な真空を生み出し、完全に抵抗のない状態を生み出す」「一定の時間をループする空間を作製する」といったアプローチが一定の人気を博しているらしい。