エルフ種族の発祥は、浮遊島、天空島と名高い空の上の島、エリン自治区(エリン分島)である。
先史時代、大陸よりアルビオン島へ移り住んだ人々と、アルビオン島の原住民の間で戦争が発生し、血の穢れを嫌う原初エルフたちは、アルビオン島を穢れた地として破棄、エリン島とアルビオン島を繋ぐ港のあったエリシオン(現エリシオン島)を残して、その膨大な魔力でエリン島をエーテル気流の存在するブリテン上空へ打ち上げてしまったとされている。
アルビオン島やエリシオンへ残されたエルフたちの子孫が、現在のブリテンにおけるエルフ種族である。
彼らは人間種族と文化的、種族的に交配を続け、現在に至るブリテンにおけるエルフィン・ハイブランドの文化を築いてきた。
現在に至るまで、貌国民は分類学、文化学の両面から鑑みてもその主体となる国民の八割は
人間種族?となっていおり、アイデンティティとしてエルフ種族を名乗る貴族たちも、その多くは文化的主体をアルビオン島に置いて繁栄している。
その歴史の中で一部のエルフ種族の人々に、おそらく他種族への融和による特権性の薄れへの抵抗、および選民思想に基づく、エリンへの再帰運動が広がり、これがエリン奪還軍の基礎となったと考えられている。