蒸気と魔法の貌国浪漫シェアワールド、SteamMagiaProject/本企画は、西京Projectグループが共有する世界観の1つとして企画された、シェアワールドです。

魔法について

 ブリテンで出生した国民のほとんどは魔法を使う才能を持ちます。
 義務教育のうちに魔術の歴史を学び、高等教育では魔法学校へ進学して魔術師を目指すものも多いです。
 資格を取って魔術師になれば、公務員や魔法学校の教諭が目指せますし、銀行などの旧くからある機関への就職が有利です。成績や適性があれば騎士団にも入ることができるでしょう。
「魔法使い」は魔法を使える全ての人々の総称であり、「魔術師」は資格を必要とする立派な職業です。
 ブリテンのほとんどの国民は「魔法使い」ですが、「魔術師」になれるのはきちんと魔術を学んだものだけです。

魔法の起源

 元々、魔法はエルフたちのものでした。
 原始的な魔法技術――魔術がある時期に人間たちにもたらされ、人間はこれを独自に発展させてきました。
 既に浮遊島のエルフたちが用いる原始的な魔法と、人間が扱う魔術はかなり解離しています。エルフたちは魔力を直接放って飛び道具のように扱ったり、テレパシーに近いことが行えますが、人間は魔力を熱エネルギーや移動エネルギー、音などに変換しなければ出力することができません。
 その代わり人間は、炎を生み出したり、水を凍らせたり、あるいは薬を生み出す際に魔力によって成分を変質させるなど、多種多様な魔法の使い方を編み出しました。エルフたちに与えられた魔法というものを解釈し、分析し、再構築することで、学問としての「魔術」を確立していったのです。

魔術に関する規定

 魔術の中には禁忌があります。
 直接人の命を奪う魔法、人の精神に干渉する魔法、生命を生み出す魔法、これらに類似する魔法は全て禁忌魔術として使用が厳禁されています。
 破ったものはハイランドの山奥にある牢獄において永久に収監されることとなっています。
 他にも、煙を大量に噴いたり、大きな音を出したりするような大がかりな魔法については法律で規制されており、炎柱を出すなどの危険性の高い魔法についてもことこまかに制約され、ほとんどは魔術師の中でも危険魔術に関する免許を持つものにしか使用が認められていません。
 とはいえ、ブリテン国民のほとんどは魔法が使えるので、日常生活でもマッチ程度の炎をつけたり、高い所の本を取ったりといったちょっとした魔法はよく使われているようです。
 魔術師を目指す魔法使いは、魔術に関するそういったこと細かい法律をきちんと覚え、ただしく魔法を行使する方法を網羅しなければなりません。

魔法学校と魔術師

 魔法学校に通えば、18歳で卒業する際に試験を受け、魔術師の資格免許を獲得することになります。
 魔法学校で有名なのはハイランドのインヴァレリー魔法学校。ここは11歳〜18歳までの寄宿制学校です。
 ほか、大学校としてロンドン中心部の大時計塔(ビック・ベン)がグレーター・ロンドン魔術大学として、魔術研究の最先端として有名です。
 さらに大学校では、目指す職業や学問に合わせてより専門的に魔術を学び、必要であれば危険な魔法を行使するための免許を獲得していきます。
 例えば箒での飛行免許は、18歳で魔術師の資格を獲得したのちに、飛行免許試験に合格しなければ得られません。
 多くの魔法学校は広大な私有地を有しており、法律上私有地では魔法の使用上限がかなり広く設定されていることが多いため、魔法学校のゼミが資格獲得のための予備校として機能しているようです。
 魔術師の世界では、家柄や血筋、出身校などが重視されがちなため、エリートの王道を外れると就職が困難になったり、冷遇されやすくなったりするようです。

魔法の制御

 魔法を制御するために、魔法使いたちは杖を使います。
 自分の手になじむ太さ・長さ・芯・材質の杖を選んで使うことで、魔法制御能力は飛躍的に高まります。
 魔法制御能力がとても高い人物は指を差すだけでも魔法が使えるようですが、一般人がそんなことをしたら指が凍傷になったり火傷したりするでしょう。
 ブリテン国民のほとんどは魔法が使えますが、魔法で熱を発して洗濯物を乾かすより、乾燥機やアイロンのほうが早かったり、あるいは天日干しのほうが確実だったりすることがほとんどでしょう。魔法制御を違えてうっかり燃やしてしまったりする心配もないわけですから。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

※現在 ユーザーID保持者 のみがコメント投稿可能な設定になっています。

メンバーのみ編集できます