世界を構ずる理へ到達する術を、生命たる我々は所有しない。
存在、ひいては理力と共にある限り、我々は決してそれに触れることはできない。己自身の心臓を己は発見できない。
故に我々は、数的円環に囚われ、永遠に零に近づく一であることを肯定する。
我々は発見されない。
我々は存在されない。
我々は達成されない。
かくあることを肯定し、我々は完全性における不完全の象徴として、理力主義を掲げる。
諸君、我々は理力に従う。
理力は世界を構ずる理のイデアである。
同時に、魂の神秘に対するアンチテーゼである。
彼らが空を満たすとしたアイテールの魂を、我々は否定する。
魔術は虚構である。魂は幻影である。
王国は偽りの神秘を破壊し、我々は真実の水を満たす者である。
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