蒸気と魔法の貌国浪漫シェアワールド、SteamMagiaProject/本企画は、西京Projectグループが共有する世界観の1つとして企画された、シェアワールドです。

 

封鎖(block)、制御(control)、分析(Finding)。


BC財団とは

 Black-Containar-Foundation(BCF)、通称BC財団。
 ロンドンは大貌博物館に本拠を構える、文化財保護を謳う公益財団です。
 文化的・教導的にブリテンを支えているとして王室から栄典を賜っています。お墨付きです。
 表向きは云わば調査員や学芸員のようなものであり、家柄だけでなく実務でも評価がされるため多くの優秀な人材が集まっています。
 ブリテン、特に魔術関連は未だに家柄評価が根強いので、魔術が得意でなくともエリート評価に乗れる財団は多くの人々の憧れです。
 この組織の設定は、SCP財団フリーメイソンをオマージュしていますが、当該のコミュニティとは一切関係がありません。BC財団の設定を用いて創作をするときは、オマージュ元に迷惑がかからないよう、充分に配慮してください。

BC財団の理念

 表向きは文化財保護団体ですが、その実態は「異常な物品、存在、現象を封じ、抑え込むことを任務として、世界中で活動を行う秘密組織」です。
 これらの異常現象を引き起こす実体は、"マクガフィン"と呼称されます。
 財団に収容されている"マクガフィン"には、発見順にM-0001からナンバリングがされています。
 現在は、約3000個が各地の施設(サイト)で保管されています。
 大貌博物館に保管されている物品もほとんどが"マクガフィン"であり、ロゼッタストーンやファラオの遺品もその一種です。
 これらは収容方法が確立されて安全性が認められているため、展示品として一般公開され、財団の活動資金を確保するために利用されています。
 しかし、世界各国で活動を行いながら、文化的に重要物品を回収・収容していくため、大貌博物館は「泥棒博物館」などと揶揄されることもあります。
 世界平和のためなので仕方がありませんね。

 貌国王室は財団の活動に対して、恒久的な世界平和を望んで大きく投資しています。
 財団の前身組織が中世、貌国王室関係者が満月の夜に狂い死ぬことが相次いだ事態を解決したことが発端とも言われていますが、真相は不明です。

 財団の任務は、大きく「封鎖(block)、制御(control)、分析(Finding)」の3つです。
 世界各国に存在する支部を連携し、異常現象を発生させる実体について調査を行い、それらの"マクガフィン"が引き起こす現象から環境・市民・現実を保護するべく封鎖を行い、隔離した"マクガフィン"の特性を理解し、制御することで恒久的で安定した収容を行い続けることを命題とします。

財団職員について

 満15歳以上の心身ともに健康な人物であれば、経歴・種族・国籍問わず入会することができます。
 入会については、財団職員とコネクションして入会状を受けとり、面接と適性検査を行って合格したのち、宣誓を行って完了します。
 宣誓内容は「世界を保全し、女王陛下ならびに全世界民の公益のため、あまねく指令に従う」といった内容です。

 "マクガフィン"の収容や研究に対して利益の大きい技能を持つ、あるいは優れているとされた人物であれば、出自や種族に関係なく採用されます。
 学生などの兼業も許可されますが、財団職員としての活動は、他の全ての活動に優先されます。
 財団職員に採用されれば大きく道が拓かれるため、毎年多くの人物が入会のための申請を行います。
 あなたが財団の職員になれば、ブリテンの人々からは大きく歓迎されることになるでしょう。それはあなた自身が王室の御墨付をもらったのと同義であるからです。

財団の制服




 襟にはそれぞれのエージェントの所属を表す襟章が刺繍されます。
「写真、名前、所属、会員コード」を記した会員証は、常に携帯するように求められますが、普段は鞄やポケットにしまっておくエージェントも少なくないようです。



 警備員のキャラクターは帯剣が許可されており、フリントロック式拳銃が配布されます。
 これらの支給される武装は、諸外国を調査する調査団についても、調査区域に持ち込みが許可されています。


財団ロゴ(白)

財団ロゴ(青)

CS素材などは「CSを登録する!」からどうぞ。

財団の各部門について

 入会した職員は、調査員、研究員、警備員の3部門のうちのどこかに配置されます。
 管理者になるためには、特殊な事例を除いて最低3年のキャリアが必要になるため、最少年齢は満18歳です。

調査員(フィールドエージェント)
 発見された"マクガフィン"を回収するため、現地で調査を行う人員です。
 情報収集のための総合的な知識や、対人技能が重要視されます。
 財団で最も人数が多い部門です。若年者も多数存在します。彼らの柔軟な思考が必要とされる部門です。
 各国で事前調査を行い、"マクガフィン"と思しき情報を財団に送信する役割を持つ、派遣調査員も存在します。
 現地で収容に必要な機関(現地の警察など)との交渉を行ったりすることもあります。

研究員(リサーチエージェント)
 "マクガフィン"の異能の性質を分析し、収容方法を確立するため研究を行う人員です。
 鑑定能力、専門的な知識を必要とします。
 基本的には大貌博物館地下の研究施設で"マクガフィン"の異常現象についての研究、および円滑な収容のための測定などを行っていますが、
 調査員と共に現地に入り、暫定的な収容や輸送の方法を確立するために、他国に派遣されることもあります。

警備員(セキュリティエージェント)
 危険を伴う突発的な事態に対処するための人員です。武装が許可されています。
 "マクガフィン"の異能は危険な事態を発生させやすいため、これに対応するために、戦闘に特化した人員が必要です。
 また、これを狙う他組織の介入も考えられます。これを排除するのも警備員の役割です。
 危険対処のための戦闘能力や、状況把握能力が重視されます。
 戦闘能力・斥候能力の高さで選ばれるほか、ベテラン調査員がこの部門に移動することもあります。

管理者
 調査団を統率する管理者です。 調査団の調査方針などに決定権や監督責任を持ちます。
 現場に同行する管理者の多くは、上記の3部門のうちいくつかの適性を持っています。
 一般的な会員は、管理者になることはできません。特に財団内で重要な人物が昇進し、配置されることがほとんどです。
 年功序列などはなく、純粋に能力や適性、有用性によって評価されます。

 評議会に指名され、各サイトなどの施設や、監視施設、研究所の管理者に着任する場合もあります。
 これらは一般的に担当する施設の勤務となり、調査団などに参加して外出することはごく稀です。
 彼らの一部はオブザーバーとして、調査団の調査を客観的に評価する外部立会者の任務に就くことがあります。
 オブザーバーは調査団の管理者が指定する調査方針を変更する権限はありませんが、現状を鑑みて評価や助言を送ることができます。
 多くの場合、オブザーバーに着任するのは、調査団管理者より上位の財団員です。

財団職員の業務

 "マクガフィン"確保の流れは主に、
  1. 財団に"マクガフィン"と思われる物体に関する情報が入る
  2. 調査員・研究員、及び危険が予想される場合は警備員を配属した調査団を作成、現地へ派遣
  3. 総出で"マクガフィン"を探し出し、確保する
  4. 調査員が"マクガフィン"の発生させる異常現象の影響や被害を調査し、研究員がその情報を元に収用方法を確立する
  5. 警備員は異常現象などの脅威から他のメンバーを護り、収容方法が確立したら収容に協力する
  6. 収容した"マクガフィン"を本国へ輸送する。輸送が困難な場合は別途の現地収容班と本拠地を作成し、そのまま現地で収容を行う
 と、なっています。
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